運転免許の取り方

教習所と一発免許

自動車免許を取得するには、自動車教習所を卒業して、都道府県指定の運転免許試験場で学科試験を受けて取得する方法と、自動車教習所に行かずに試験場で技能試験を受ける方法の2種類があります。

後者の事を、通称「一発免許」あるいは「一発試験」と言います。

教習所に通うには時間とお金がかかります。早い人で1か月程度。合宿免許を利用すると最短で14日から16日で教習所を卒業することができます。

一方、一発免許は自動車教習所に通わず、試験場で技能試験を受けるのですが、文字通り一発ではなかなか通るものでもないようです。

普通自動車免許を一発免許で取得する人の割合は2~3%程度。ほとんどの人は自動車教習所に通って免許を取っています。

一発免許は難しい

一発免許は、一般的に非常に難易度が高いと言われています。

一発免許の試験内容や採点基準は、自動車教習所の卒業検定と同じになっていますが、一発試験の場合はかなり厳格に採点が行われますので、1回や2回で合格することはまれです。

また、検定料がその都度必要になってきますので、経済的な負担も大きくなります。一発免許と呼ばれるのとはうらはらに、たいていは一発で終わらない難しさがあります。

一発免許に挑戦する方は、一度免許を取得したものの、違反などで免許が失効したなど、運転経験がある人に多くみられます。やはり運転してきた自信があるからこそできることでしょう。

腕に覚えがあるならば、一発免許にトライしてみてもよいかもしれませんね。

教習所の申込みと受講内容

自動車教習所に通って自動車免許を取得するためには、まず、通いたい自動車教習所に行き、自分が取得したい免許のコースの申し込みを受付で行います。その後、簡単な適性検査を受けて問題がなければ免許の取得に向けての講座を受ける事が出来ます。

最近ではインターネット上での受付ができる自動車教習所も増えてきました。合宿教習など、住んでいる場所から遠いところの自動車教習所を利用する場合には、メールでのやりとりや、郵送等で書類の受付をしてくれるところもあります。

自動車免許での受講内容は、教習車を運転しながら実際の運転で必要な技術を学ぶ「技能教習」と、自動車のことや道路交通法、標識、AED等の救命道具をの使い方を学ぶ「学科教習」があります。

車の簡単な構造やトラブルが起こった時の対処方法など運転に関することだけではなく、事故を起こさないための心構えなども学ぶことができます。

受講者は期限までにすべてのカリキュラムを終え、教習所を卒業しなければ自動車免許の取得資格がえられません。

自動車教習所には通学で卒業するタイプのものと、合宿で卒業するタイプのカリキュラムがあります。

それぞれの特長がありますし、学校によっても費用や卒業までの期間に差が出ますので、免許の窓口までお気軽にご相談ください。

行き当たりばったりではなく、教習所の費用や通う期間をきちんと計画してから申し込んだ方がよいでしょう。